部活を引退後、受験勉強への切り替えが難しい

息子の大学受験

息子くんはちょうど1年前のこの時期、部活を引退しました。

インターハイ予選で負けて、部員のみんなと涙涙の挨拶で部活終了。

夜はみんな集まって最後の食事会。

翌日から大学受験にむけて勉強の毎日が始まりました。

 

 

この頃、息子くんは高校近くの個別の塾に通い、週2で数学と英語の授業を受けていました。

授業は高校の問題集や先生が用意したプリントを解いたりして、わからない所を教えてもらうという感じだったようです。一応志望校(今息子くんが通っている大学)を伝えていましたが、先生はあまり厳しくなくて宿題もあまり出ないので、だんだんこれで間に合うのかと不安になってきた息子くん。

塾の高校3年生も真剣に受験勉強を頑張るという雰囲気が無くて、のんびりムード。

授業が無い日も自習室に通いましたが、他の学年の子が騒がしかったり、机が小さくて椅子の座り心地が悪いので長時間の自習が出来ないと言って早々に家に帰ってくることがよくありました。

家に帰るとスマホを触ってしまい、勉強をやる気が無くなってしまいます。

こんな感じで一応毎日塾に行くけれど、勉強時間が短くて、何をやればよいかの計画も立てず、なんとなく1か月が過ぎてしまいました。

 

 

息子くんが徐々に焦り始めた頃、高校の同じクラスの友達が行っている塾がすごく良いから一度体験授業を受けてみないかと誘われました。

すぐに体験に行ってみたいという息子くん。

その塾は現役生のみの集団塾で、以前に息子くんがレベルが高そうという理由で敬遠した所でした。

今頃入塾して授業についていけるのかという不安がありましたが、このままでは確実に受験に失敗しそうだったので、すぐに電話で申し込みました。

後日、入塾テストを受けて三者面談がありました。

テストの結果、入塾は可能でしたが、第一志望にはかなり努力しないと届かない、そして毎日の勉強時間などかなり厳しい話があって面談は終了しました。

 

翌日から自習室を使って良いという事だったので、毎日学校帰りに自習室に行くことになりました。

自習室は高校3年生専用で、机が広く個々で区切られていて、椅子もお尻が痛くならないので息子くんは感激。

周りは黙々と勉強する人で一杯です。

そんな生徒たちを見て、自分は今まで何をしていたのかとショックを受けた息子くん。

そこから毎日塾が閉まる時間まで自習室に籠る日々が始まりました。

体験授業も受けて、英語と数学の授業のみ受けることになり、他の科目は自主勉強することに。

 

一番良かったのは、英語の先生がとても面倒見が良かったことです。

入塾当初は、一日の細かい勉強スケジュールを毎日書いて提出してアドバイスをもらいました。

英語以外の他の科目も、どういうテキストや問題集を使ったらよいか、受験勉強の開始が遅かった息子くんに合わせていつまでに何をすればよいかも考えてくれました。

模試を受けた後には結果を見ながら、どこの勉強に力を入れたらよいか教えてもらったり。

そして、毎週の授業で生徒たちに受験勉強のヤル気を起こさせるような話も欠かさずしてくださったそうです。

 

 

息子くんの場合、部活引退後1か月ほど無駄な時間を過ごしてしまいました。

転塾したのがきっかけで、ようやく受験モードに切り替えることが出来ました。

以前の塾の先生には心を開くことが出来ず、先生に頼ることが無かったようですが、塾を変わり本当に信頼できる先生と出会ったことで息子くんの意識が変わりました。

そして、塾の周りの生徒たちの真剣さにもすごく影響を受けました。

中には真面目ではない生徒も少数いたようですが、それを反面教師にして、誘惑に負けないように頑張っていました。

 

 

これから受験勉強を頑張ろうというみなさん、うまく切り替えて勉強ができていれば問題ありません。

もし、息子くんのように勉強に集中できない、どう勉強を始めたらよいかわからないという場合、少し環境を変えてみるのが良いかもしれません。

塾を変えるのはかなり思い切った事なので、そこまではしなくても他に出来る事はあります。

 

例えば、学校や塾の先生に積極的に話しかけて勉強の相談をどんどんしてみる。

受験勉強を頑張っている友達に話を聞いてみる。

家で勉強に集中できない人は、学校や塾の自習室を利用してみる。

自宅で勉強する人は、部屋の模様替えをして、漫画などを部屋から撤去してみる。

勉強中はスマホを親に預けてみる。

学習計画を1日単位、週単位、月単位、模試単位などで自分なりにたてて、実践してみる。

合わないと思う参考書や問題集は他の物をネットや書店で探してみる。

ネットで受験勉強のやり方を探してみる。

 

小さなことでも良いので、行動を起こしてみてくださいね。

受験までの日々は本当にあっと言う間に過ぎていきます。頑張ってください。 

 

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