海外旅行が趣味で旅慣れている父。
リュック一つで旅する所謂バックパッカーです。(まもなく80歳)
今回はタイに行っています。
そんな父が油断から財布を盗まれてしまいました。
財布には全財産とクレジットカードが…。
不幸中の幸いでパスポートは無事でした。
困り果てた父は、なんとかホテルの電話を借りて連絡してきました。
スマホは海外では使い方がわからなくて、持って行ってません。
無一文で、食べ物飲み物も買えなくて困っている父。
とりあえず警察には盗難の届けをしてきたとの事。
でも、お金のことはどうにもならず。
電話を切って、ネットで急いで情報収集。
まずはクレジットカードの盗難の連絡をしました。
それから現金を銀行から送金する方法を調べるもどうやら日数がかかるみたい。困った。
次に考えたことは、クレジットカードの再発行。
盗難にあったカードはJCBカード。
タイ・バンコクにあるJCBプラザ ラウンジで、即日再発行が出来るかもしれないという事がわかりました。
JCBプラザまではホテルからなんとか歩いていける距離。
という事で、とにかく行ってみるという父。
その間に海外送金について色々調べてみると、Western Unionという海外送金サービスがあるという事がわかりました。
このサービスの最大のすごさはすぐに相手がお金を受け取れることです。
窓口では20分後には送金が終わっていると言われました。
送金完了まで何日も待てないという時には打ってつけのサービスです。
ただ一つ問題なのが、海外で受け取る人はパスポートが必要になる事。
パスポートも一緒に盗難に遭った場合は、残念ながら利用できないようです。
急いで送金したかったので、家から近い所にあるWestern Unionの窓口に行ってきました。
運転免許所(本人確認書類)とマイナンバーカード(通知カードでも大丈夫でした)と現金を持ってレッツゴー。
我が家の最寄りの窓口は、大手旅行会社の為替窓口でした。
お姉さんの言うとおりに手続きするとサクサクと進んで、あっという間に送金完了。
窓口での送金手数料は、5万円までが1500円、10万円までが2000円~3000円(国により変わる)。
Western Unionでは、オンラインでの送金や、口座に送金など色々選べます。
手数料もオンラインだともっとお安い。
最近はこの送金サービスを利用した『振り込め詐欺』が横行しているそうです。
メールなどの連絡ではなく、必ず電話で本人であるという事を確認することが大切。
現金を受け取る側の必要書類は、パスポート。
そして、送金管理番号(MTCN)、送金人、受取人の氏名、金額(だいたいの金額)の記入が必要です。
送金管理番号は送金が完了してもらう取引受領書に記載されていますので、それを相手に伝えておきます。
タイなのでタイバーツでの受け取りとなります。
海外送金の手続きが完了して、ホッとしたところで父から連絡がありました。
父がJCBプラザに駆け込んだところ、日本人スタッフの方がすごく親切に対応して下さったそうです。
結局、カードは数時間で再発行出来ました。
そして、無一文の父がキャッシングでお金を引き出すのも付き添ってくださったそうです。
操作が苦手で暗証番号もあやふやな父は、ご迷惑をお掛けしたことでしょう。
長時間にわたって親切にしてくださり、カードとお金もなんとかなり、落ち込んでいた父もようやく元気を取り戻したようです。
こういう不安な時に日本語が通じる事とあたたかい対応の有難さを痛感し、父はほんとに嬉しかったと思います。JCBのお姉さんありがとう!
海外で無一文になった場合、 ホノルル、グアム、香港、ソウル、バンコク、パリではカードの即日再発行とキャッシングができるJCBカード、最強です。
キャッシングの金利は勉強代ということで笑。
JCBカード、持ってて良かったねという結論になりました。
キャッシングでお金をゲットした父。
Western Unionで送金したお金、いらなかったじゃんという事になりました汗。
急ぐ必要が無くなったので、翌日にお金を受け取りに行きました。
受け取る場所は、バンコクではたくさんあるので、困ることなく受け取り可能です。
教訓
お金は分散させて持つべし。
あたりまえすぎた。
帰ってきたら説教だなこれ。
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