不本意ながら大学に入学する子たち

息子の大学受験

息子くんの大学の入学式が無事に終わりました。

下宿先で新入生たちの顔合わせの食事会があり、すでに何人か友達が出来たようです。

入学式で新しい友達と楽しそうに過ごしている姿を見てホッとしました。

同じ高校の子や同じ塾の子もいるので、連絡を取り合ってわからない事を教えあったりもしているようです。

自分でしっかりとスケジュール管理や書類の提出などをしないといけないので、以前よりも熱心に予定表などに目を通すようになったようで一安心。

必要な物もだいたい揃って、冷蔵庫も届いたのでようやく自炊生活の始まりです。

 

 

入学式が終わって下宿先に寄った後、息子くんと別れて駅に向かって一人で歩いている時の事です。

すぐ真後ろで大学から帰る2人の男の子の会話が聞こえてきました。

同じ進学校出身らしき2人組。

一人はかなり頭が良いようで、T大かK大?を目指していたようですが、結局息子くんと同じ国立大学に入学することになって、とても悔しそうでした。

浪人はしたくなかったので選んだ道だけど、どうも悔いが残っているような話しぶり。

詳しくは聞こえなかったのですが、将来は官僚か超有名企業に入りたかったようです。

でも彼曰く、この大学では絶対無理だと。だから将来は公務員を目指そうかと思っていると。

もう一人の子は自分の目標を語り、これから大学で頑張るとすごく前向きな感じでした。

あまりにも一人の子の超マイナス思考というか最初から諦めているような口ぶりに、相手の子が少し不憫にさえ思えました。

T大K大を目指していた子からすると、息子くんの大学は格差のようなものがあるのかもしれません。

でも、普通の感覚からすれば入るのが難しい大学ですし、地域によるとは思いますが知名度も人気も高いので、息子くんは大満足での入学ですが、人によってはこんなにも捉え方が違うのだなと改めて実感しました。

その二人組は途中で私を追い抜かして、今度はすぐ前を歩いていました。

見た感じは、今までずっと勉強だけに打ち込んできたような真面目そうな雰囲気。

そんな彼を見て思いました。

悔しい気持ちはわかるけれど、悪い方へばかり考えないで、これからの大学生活を楽しんだ方が良いよ。

これからの過ごし方によっては、なりたい職業になれるかもしれないし、諦めるのはまだ早い。

それから、その大学に喜んで入学する人に、大学を悪く言うのはどうかと思うよと。

でも、今の彼には周りの事を考える余裕は無いのかもしれませんね。

マイナス思考の彼がこれから素敵な先生や友達と出会って考えが変われば良いなと思います。

 

どんな大学でも彼のような不本意の入学をしてくる子は結構いると思います。

浪人せずにその大学に入学すると決心したならば、大学生活をどういう風に過ごすかを大事にしてほしいと思います。

就職の時に武器となる経験を積んだり、資格をとったり、珍しい経験をしたり。

やる気なく4年間を過ごすのはもったいないです。

気持ちを切り替えるのは簡単な事ではないかもしれませんが、気のあう友達と過ごしたり、やりたい事を見つけて楽しく過ごせれば、少しずつ良い方向に進むのではないかなと思います。

 

ということを感じた入学式の日の出来事でした。

 

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