日本にいながら外国に留学しているような大学

息子の大学受験

仲の良いママ友の息子くんが通っている大学なのですが、最初はその大学の存在を知らなかったので話を聞いてとても興味を持ちました。

 

その大学は、立命館アジア太平洋大学(APU)という2000年に出来た比較的新しい大学です。

大分県にある大学で、生徒の半分が外国人留学生、日本人の生徒はほとんどが寮などに下宿しています。

 

その子は高校時代は私立高校でスポーツを頑張っていて、強豪校だったので練習漬けの毎日を過ごしていました。

正直勉強はそこそこレベルだったようですが、途中から内申をとれるように頑張り、指定校推薦でAPUに合格しました。

大学が決まり、入学までバイトを頑張っていたある日、英語の課題がどっさりと届いたそうです。

息子くんの場合、英語の成績があまり良くなかったので課題が多かったのだと思うとママ友が言っていました。

同じ高校からその大学に行く友達とは、課題の内容が違ったみたいです。

そういうわけで、入学前から勉強を頑張る日々が始まったそう。

 

入学してみて、毎日勉強がすごく大変みたいでした。

英語で行われる授業もあって、勉強しないとついていけないという状況。

1年の時は大学の寮で留学生と共同生活をおくり、毎日交流があるので大変ながらもすごく楽しい毎日を過ごしたそう。

外国人留学生は勉強熱心な生徒が多いみたい。

2年からは寮を出て、今は友達と部屋をシェアして住んでいるらしいです。

 

約90カ国からの留学生が大学に来ているので、それぞれ暮らしてきた環境や価値観、宗教などが違う生徒の集まりの中で、どんなことも話をして伝えあうという事をしないと始まらない環境なので、自然と積極的に話をするようになっていくようです。

そうしていくうちに、英会話の力もおのずとついていくのだと思います。

 

普段の大学生活では、バイトなどはしていないそうです。

勉強が忙しいのと、大学の近くにあまりバイトするようなところが無いのも理由みたいです。

長期休みで実家に帰ってきた時、バイトを詰め込んでまとめて稼ぐというやり方でしのいでいるそう。

 

息子くんが大学に入学してから、本当に変わったらしいです。

目が世界に向いているので、視野や考えがすごく広がったことや、自分の考えを素直に表現してくれるようになったり、初めて会う人とも積極的にコミュニケーションを取れるし、街中で出会った外国人とも気楽に話をしたりとほんとにフランクな性格になったそう。

彼はこの大学がすごく合っていたのだろうなと思います。

 

ただ、中にはコミュニケーションをうまく取れずに苦労する生徒はいるようです。それはどこの大学でもいえる事だと思いますが。

 

 

話を聞いていて、すごく良い環境の大学だなと思ったのですが、保護者には苦労も。

なにかというとやはり金銭的な事。

大学の授業料がかなりお高い。

そして、一人暮らしのお金がかかる。

外国人留学生と触れ合う事によって外国にいきたくなり、留学費用がかかる。

 

大学内でたくさんの外国人と会えるから、留学はしなくても良いんじゃないの?と思いましたが、むしろ留学したくなる生徒がすごく多いらしいです。

大学を休学して留学をする子も結構いるみたい。

息子くんは短期で海外に行ったり、これから中期での留学予定があり、そのお金がすごくかかるそう。

 

ママ友はなんとかお金を工面して、いつか就職したら返してもらうと笑っていました。

たしかにお金はかかりますが、大学で色んな国の人と出会い、勉強を頑張る生活を送って語学力も磨けば、まちがいなく将来の財産になるような気がします。

普通の日本の大学ではなかなかここまでの経験は出来ないだろうな。

この大学、企業からの評価も高くて就職に強いみたいです。

 

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